フォーNET 2016年6月号 209号

 

沖縄問題」の答えは一つしかない!

辺野古移設計画の

間違った大前提を指摘する

 

政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ氏

 

「沖縄問題の答えは一つ」。そう言い切るのは、在沖縄アメリカ海兵隊元政務外交部次長のロバート・D・エルドリッヂ(政治学博士)。感情論と政治的思惑で混乱する沖縄問題を知悉した親日派に直言してもらった。

 

 

防災時の情報、きめ細かい地域情報発信…

 

地域再生の中核的存在としての

コミュニティFMの可能性

 

FMからつ社長 森田淳氏

今年四月十四日に起きた熊本地震。現地では被災直後に何が起きていたのか。地域の防災力はこれから検証されることになるだろう。災害時に有用な情報を提供するために開局されたコミュニティFMの可能性を聞いた。

 

フォーNET 2016年5月号 208号

合従連衡、小党乱立の政界─「改革保守」の旗は下ろさない

 

そこが聞きたい!インタビュー

「国家としての日本」を確立するためには何が必要なのか

 

前衆議院議員・前杉並区長 山田宏氏

 

 

職員削減、減税基金創設など様々な改革で耳目を集めた杉並区改革で実績を残した山田氏が、次期参院選に自民党に復党して出馬することになった。これまでの山田氏の政治の軌跡は、決して平坦なものではなかったが、政治家を志して掲げた「改革保守」の旗印は下ろしていない。今の日本のあるべき姿とは。あるべき政治家の姿とは─(平成28年3月25日に取材)

 

 

 コラム 施光恒九州大学大学院准教授の「日本の真の独立とは」

第37講 「民営化ケインズ主義」

コラム 太田誠一の「政談談論」

 

熊本地震─未曾有の災害に我々は過去の教訓を生かすことが

できなかったのではないでしょうか?

これを機に崩壊しつつある地域コミュニティの再構築を

本気で目指すべきなのです

 

フォーNET 2016年4月号 207号

「沖縄両論」 そこが聞きたい!
インタビュー ①

 

普天間移設をめぐる日米政府の思惑

~戦略思考の不在がもたらす

     沖縄基地負担の深層とは~

琉球大学法文学部教授 我部政明氏

 

沖縄への米軍基地の集中は、沖縄のもつ地政学的重要性など軍事的合理性ではなく、沖縄の人々の意思を「日本の中の沖縄」に閉じ込めておきたい日米両政府の政治の意思によるもの、と指摘する。その指摘からは、日本をいかに戦略的にとりこむかを考えるアメリカに対し、日本政府の政治的意思の不在、戦略の不在が浮き彫りになった。

 

日本人としてのプライドを持って、行動する

普天間基地大山ゲートの

ハートクリーンプロジェクトを語る

ハートクリーンプロジェクト代表 手登根安則氏

 

メディアでは辺野古での反対派の運動ばかりが取り沙汰されているが、普天間基地での反対派の運動も見過ごすことはできない。その運動に対して、米軍への感謝と激励を続けている団体があった。

 

 

 

「普天間危険除去」─翁長県政の本気度に疑問符

「基地を負担している」

自治体連携が基地問題解決への道

宜野湾市議会議員 呉屋等氏

 

 

一九九六年に日米間で返還が合意されて今年で二十年の歳月が経とうとしている。この二十年間は迷走の歳月であり、特に普天間の移転先・辺野古を巡ってこの数年は混迷の色合いを濃くしている。当事者である宜野湾の思いは─

 

「普天間危険除去」という原点を置き去りにされた…

翁長知事を提訴した宜野湾市民の真情

弁護士 照屋一人氏

 

 

辺野古移設反対を訴え続ける翁長知事をついに普天間基地がある宜野湾市民が提訴に踏み切った。この提訴は、危険除去の為にようやく漕ぎ着けた辺野古移設をひっくり返そうとしている知事に対する切なる抗議の意味と、日本国全体に宜野湾市民の声を届けるのが目的だという。

フォーNET 2016年3月号 206号

 

「沖縄両論」

 

政府対沖縄県の構図では未来は開けない

沖縄は自身の「戦争責任」に

謙虚に向き合うべきではないか

 

詩人・美術評論家 星雅彦氏(沖縄在住)

 

大江健三郎氏の著書「沖縄ノート」を巡って、沖縄戦の慶良間島での集団自決は軍命によるものか否かが法廷で争われ、最高裁で大江側が勝訴した。しかし、かつて住民たちの聞き取り調査を実施した星さんは、「軍命は無かった」とはっきりと証言する─

 

 

「尖閣の地元紙」から見た異常な沖縄の世論形成

密室化した沖縄の言論の実態と背景

 

八重山日報(石垣市)編集長 仲新城誠氏(四十二歳)

 

辺野古移設問題に関して連日報道される中身は、沖縄県全体が移設に反対しているというものばかりで、容認の声はまったく届いていない。そのため、本土の国民はすっかり「沖縄は移設に反対だ」と思い込んでいるふしがある。しかし、現地で実際話を聞くと、報道とは全く違った事実が見えてくる。

 

フォーNET 2016年2月号 205号

 

 「沖縄両論」インタビュー

 

沖縄基地問題の根源を探る

~日米安保の欺瞞と沖縄に対する構造的差別を問う~

沖縄大学名誉教授 新崎盛暉氏

 

「構造的沖縄差別の根源には、米軍統治策に隠された『沖縄の分離・軍事支配』があった」と指摘する沖縄戦後史の泰斗である新崎氏。この差別的構造が生まれた占領政策の経緯をはじめ、それが日本政府によって積極的に利用されるに至った背景を解き明かしてもらった。

 

 

辺野古とキャンプシュワブの

五十五年間の歴史を無視した反対運動に反論

「日本のための辺野古」プライド持て

 

名護市 辺野古商工社交業組合理事 飯田昭弘氏

 

少々失礼な表現になるかもしれないが、キャンプシュワブのゲート前で繰り返される反対派と警察のもみ合いは、この地域の風物になっている感がある。しかも、メディアからは反対の声だけしか聞こえてこない。肝心の辺野古の声は全くと言っていいほど無視されているのが現状だ。

 

フォーNET 2016年1月号 204号

そこが聞きたい! インタビュー 


天間返還合意の当事者が語る

「沖縄問題の本質」

 

軍事アナリスト 小川和久氏

 

法廷闘争、機動隊投入…こじれにこじれた普天間基地の辺野古移設。その原点は、普天間基地の危険除去だが、日米で返還合意からすでに19年を経過している。沖縄問題の本質を、当事者が直言する。

 

 

 

 

 

運動家の実像(前編)

 

沖縄平和運動センター議長 山城博治氏

「ミスターゲート前」と呼ばれる男の原点

祖国復帰運動の挫折から非暴力直接行動への軌跡

 

「ミスターゲート前」「ミスターシュプレヒコール」。そうした異名をもつのは、辺野古新基地建設への抗議運動が続くキャンプ・シュワブゲート前行動の中心人物・山城博治さんだ。山城さんは、これまで、沖縄の反戦平和運動の第一線に立ち続け、沖縄平和運動の象徴とも言われてきた。昨年7月以降、辺野古新基地建設反対運動の陣頭指揮にあたってきた現場第一主義の男が、運動人生の原点を語った。

 

 

沖縄紀行(3)

 

居酒屋・現場・聖地・若者……

沖縄を本当に理解できたのだろうか

 

四ヶ月連続の沖縄入りになった。少しは「沖縄通」になったか?いやいや、沖縄は深い。今回の訪問も濃い紀行が書けそうだ─

 

フォーNET 2015年12月号 203号

そこが聞きたい!インタビュー

 

 埋れた「毅然と生きた日本人」を世に出すことで「これが本当の日本人だ」という姿を今に伝える

 

ノンフィクション作家 門田隆将氏

 

スポーツ、社会、歴史などジャンルを問わない門田氏のノンフィクション群は、その徹底した取材手法で事実を克明に伝え、数多くの感動を呼ぶ。ノンフィクションジャンルに懸ける思いと、テーマの「毅然と生きた日本人」発掘の舞台裏を聞く。

平成二十七年十月三十日に福岡市で開かれた講演会(創の会=代表世話人・堀内恭彦弁護士 主催)で来福時にインタビュー

 

 

 「つくる」ということ

 

「今を精一杯生きる」

映画「はなちゃんのみそ汁」に仕掛けたメッセージ

 

脚本・監督 阿久根知昭さん

 

ベストセラー「はなちゃんのみそ汁」は、乳がんを患う安武千恵(二〇〇八年三十三歳で死去)の闘病と、その最中に出産した娘のはな、夫の信吾の生活を綴った作品で、二〇一二年に出版された。その原作が映画化され、十二月十九日から東京と福岡で先行公開される。阿久根監督の作品に対する想いは―

 

 

著者に聞く

 

 「アキとカズ 遥かなる祖国」

 

著者 喜多由浩氏

 

北朝鮮による拉致被害。それだけではない。一九五九年から始まった北朝鮮への帰国事業も、国家ぐるみによる拉致だった。拉致された同胞をいち早く奪還すべきだというのは、「正論」であり、ある意味では実現不可能な「理想」であるのも現実だ。その真実をノンフィクションを交えながら、それを衝撃的に読み手に伝えてくれる問題作が、「アキとカズ 遥かなる祖国」だ。

 

フォーNET 2015年11月号 202号

そこが聞きたい!インタビュー①

 

沖縄問題の根源

「日米戦後史の欺瞞」を語る

 

京都大学名誉教授 佐伯啓思氏

 

戦後七十年の今年、日米戦後史の欺瞞を明らかにした著書「従属国家論」。この著書で露になった日本が抱えるディレンマはすなわち、沖縄の基地問題の根源になったー

 

 

 

 

そこが聞きたい!インタビュー②

 

辺野古新基地建設の軍事的合理性はあるのか

事実と実態に即して冷静に議論するべき

 

沖縄国際大学法学部教授 佐藤学氏

 

 

地元の歴史を演劇化することで生まれるもの

 

脚本家(劇団ショーマンシップ) 生田晃二さん(四十歳)

 

昨年、劇団ショーマンシップは、旗揚げ二十周年を記念して博多座で、没後二百年にあたる「亀井南溟(なんめい)伝~金印の謎を生んだ男~」を上演した。亀井南溟とは、江戸後期の福岡が生んだ儒者。徂徠学を増大潮に、古医方を永富独嘯庵に学ぶ。福岡藩藩校甘棠館総受侍を務めた。門下には広瀬淡窓らがいる。地元の人間ですら知らない「福岡の偉人」を描いた劇は、二ステージで劇団史上最高の二千人もの観客を呼んだ。この脚本は座付き作家である生田さんが書いた。

フォーNET 2015年10月号 201号

そこが聞きたい!インタビュー

 

「頭山満」の生涯をたどることが

奪われた歴史を取り戻す端緒になるはずです

 

「頭山満伝 ただ一人で千万人に抗した男」著者

 井川聡氏

 

連合国軍総司令部(GHQ)によって「超国家主義団体」の烙印を押された頭山満と玄洋社。戦後教育によって植え付けられたその虚像を剥ぎ、封印された男たちを「開封」する大著が刊

行された。

 

 

 

「特別支援学校」の社会的役割

障害児教育の究極の目標は

「社会に適応できる能力」を育むこと

 

福岡県立太宰府特別支援学校

指導教諭 中村秀紹さん

 支援部主任 特別支援教育コーディネーター

 

 

沖縄紀行

沖縄戦の戦没者・犠牲者は

後世の我々に何を伝えたいのか

 

重たい「史実」

 

10時前に那覇空港に到着、レンタカーを借りて一路、「旧海軍司令部壕」を目指す。ところがナビの案内でも迷ってしまった。沖縄の道路は中に入ると迷路みたいだ。親切な郵便配達の兄さんに教えてもらってようやく到着。ここには、いの一番に来たかった。「県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」有名な打電を遺した大田實中将が自決した場所だったからだー

 

 

施光恒の「日本の真の独立とは」 

「低投票率」

 

先日の自民党総裁選は結局、無投票で安倍総理の続投が決まりました。さまざまな重要法案が提出されている緊迫した政治状況の中で、党内で議論もされないのは、あまり良いことだとは思えません。確かに、「挙党一致でこれまで成立させることができなかった法案を」という考え方もあるかもしれません。しかし、自民党議員の前に、有権者から選ばれた一国会議員です。党に拘束されて「異論を言えない」のであればまずいですねー

フォーNET 2015年9月号 200号

 通巻200号記念号

 

そこが聞きたい!インタビュー①

前衆議院議員山崎拓氏

 

安保法制の重大な問題と沖縄問題の本質を指摘する

 

安保法制が国会で成立しようとしている。国内世論では賛否両論が入り混じって、国民には分かりにくいというのが実情ではないだろうか。また、こじれている沖縄問題もその解決の糸口が見えていない。防衛のスペシャリストとして活躍した山崎氏に直言してもらった。

 

 

 

そこが聞きたい!インタビュー②

「昭和天皇メッセージ」を避けて沖縄問題を語るべからず

本土は「耐え難きを耐え 忍び難きを偲ぶ」共感性を持つべきだ

「月刊日本」論説委員 山浦嘉久氏

 

日本の戦後史のタブーとされてきた沖縄に関する「昭和天皇メッセージ」を正面から受け止めて議論し、歴史的清算をしなければ、日本の独立性は完全に失われるだろう、と力説する山浦氏。沖縄問題こそ、日本の戦後史観を正す唯一のチャンスだと主張する。

 

 

200号記念 特別対談

「陽明学と玄洋社」

 

作家・浦辺登氏×陽明学者・橘一徳氏

 

200号を迎えるにあたり、「日本人本来の姿」をどうやって明確にして、今後の誌面に生かすかを考えた。それは戦後、歴史の分断を余儀なくされたわが国が、今後進むべき道を明らかにすることに繋がると考えたからだ。玄洋社の源流は?陽明学が与えた影響とは?二人の対談で明らかになっていくー

 

 

 

施光恒の「日本の真の独立を考える

「国家の理念」

 

拙著『英語化は愚民化』(集英社新書)で私が提起したかったことの一つに、アメリカとの距離のとり方があります。評論家の佐藤健志氏は、戦後の日本人はアメリカとの戦争で負けたことを認められずにごまかして生きてきたと分析しています。自分の中で戦争の敗北をごまかすために、アメリカ人になりたがってきたのが、戦後の日本人の姿だろうと書いています。負けを認めたくないから、負けた相手国になり切ろうという、ある意味自虐的で複雑な精神状態であったのでしょう。

 

 

「日本再生は九州から」編集方針を堅持

―創刊200号を迎えて

 

 

月刊誌「フォーNET」は平成27年9月号をもちまして、通巻200号を迎えることができました。これもひとえに読者、スポンサー、コラム執筆者をはじめとした協力者の方々のご協力の賜物と厚く御礼申し上げます。

戦後70年という日本の節目の年に、弊誌も200号という節目の号を迎えたことになります。そこで、あらためて弊誌が目指すものを明らかにしたいと思います。

 

 

今年、平成27年にわが国は戦後70年という節目の年を迎えました。

ポツダム宣言の受諾後、GHQによる占領を経て、昭和27年サンフランシスコ講和条約で、沖縄、小笠原諸島、奄美群島を除くわが国の占領が終結しました。同時にわが国の防衛は、日米安全保障条約(旧)が締結され、昭和35年に現在の安保に改正され米国に依存する形で、現在に至っています。

戦後間もなく施行された現在の日本国憲法は、GHQが起草したものであり、主権は日本国民のものではなく、実質的にGHQに帰属するものであり、自主憲法制定なしでは真の主権国家とは言い難いと考えます。

また、戦前の歴史、教育、国民の価値観も終戦を機に、全て否定され塗り替えられたままです。このままでは、アメリカの属州だというアイロニーがリアリティをいや増してきます。

そのようなわが国の実態を鑑み、フォーNETは、戦後70年を経た今、真の独立国家を目指すべきだと考えます。

その志を立てる地は、東京ではなく、日本国の黎明の地であり、古くからアジアと向き合ってきた九州・福岡であるべきです。九州、特に福岡は古くから大宰府を中心に大陸、朝鮮半島との交わりの歴史を担ってきた地であり、また、元寇、刀伊の入寇と沖縄以外では唯一、外敵に襲われ、それを堅固に守ってきた地が、北部九州です。それ故に、九州の地は尚武の気風、防衛の意識が高いとも言えます。明治維新は、薩摩、佐賀、そして筑前など九州の雄藩のそういった危機意識が成し遂げたものです。

九州というこの国の原型を作り守り、また同時に海外からの人、文化の門戸として息吹をわが国に吹き込み続けてきた、この地から日本を取り戻す、再生の道を切り開くべきだと考えます。

「歴史を失った民族は滅びる」と言われます。現在のわが国の史観は、GHQによって改ざんされたままの状態で、このままでは日本民族は本当に滅亡してしまいます。そのためには、歴史を掘り返し、検証すべきです。戦後の史観を修正するには、戦前の日本と国際社会で何が起きていたのかを、光りと影を謙虚に直視する必要があります。また、教育問題も然りです。今のままの教育では、日本人が元々持っている道徳、美風が完全に消滅することにもなりかねません。東日本大震災で見せた日本人の「互譲互助」の姿が、世界で賞賛を浴びました。しかし、それは稀のケースです。子供を守り、その規範になるべき大人のモラル欠如も看過できません。「先人たちが守り伝えてきた社会、伝統、言語などの文化から受け取って、今の自分があり、今の暮らしがある。その恩は先人には返せないので、その代わりに社会、つまり子孫に返す」(施光恒九大大学院准教授)という観念をもう一度、呼び覚ます必要があります。

 

こうした観点から、フォーネットは以下の編集方針で今後も読者と共に歩んで参りたいと思います。

これまで以上のご愛読とご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。

 

「日本再生」は九州から― フォーNETの今後にご期待ください。

 

                              平成27年8月

                          編集兼発行人 松本安朗

 

 

 

フォーNETの編集方針

編集者として、記者として、一日本人として、自身が「目からうろこが落ちた」事象や意見、事実を取材し掲載することで、読者と共にわが国の将来を考える。そのために、以下の内容を中心に編集する。

1 わが国の「真の独立」を考える

2 日本人として、正しい歴史観を持つ

3 仁を中心とした日本人の生きた方

4 師弟一如の教育

5 今の日本が失いつつあるもの

 

フォーNET 2015年8月号 199号

そこが聞きたい!インタビュー

 

「劣化した保守」、安保マフィアの利権構造…

日本全体が沈没する「沖縄の独立」という悪夢の現実味

 

文芸評論家

山崎行太郎氏

 

「このままでは沖縄に独立の気運が高まる」。そう危機感を顕にする山崎氏。基地問題の根底には、潜在的な沖縄差別、劣化した保守論壇、そして沖縄に米軍にいてもらいたい安保マフィアの存在があると指摘
する。その鋭い論調で沖縄問題を斬ってもらった。

 

 

門田隆将氏(ノンフィクション作家)講演録

「日本人が毅然としてあるために」

 

後世に伝える「あの時」

 

極秘裏に建設された筑紫野・山家の「地下大本営」秘話

 ~本土決戦に備えた「最後の砦」跡が伝えるもの~

 

太田誠一氏コラム

個別的自衛権が内容空疎な状態で

集団的自衛権を論じる愚行

絵に描いたような本末転倒です

 

 

施光恒九大大学院准教授(「英語化は愚民化」著者)コラム

理想的有権者像とは

フォーNET 2015年7月号 198号

そこが聞きたい!インタビュー

 沖縄で盛り上がる?自己決定権の気運

「沖縄「人民」が当然持つべき権利です」

 

 琉球大学教育学部教授(島ぐるみ会議国連部会長)島袋純氏

 

昨年は、1月の名護市長選挙に始まり、9月の名護市議選、11月の沖縄県知事選挙、そして12月の衆院総選挙全小選挙区での移設反対派の勝利と、沖縄県にとって辺野古移設反対の民意を示してきた1年だった。一方、政府は、仲井眞前県政の埋め立て承認をもとに粛々と移設作業を進める姿勢を崩していない。政府と沖縄県のにらみ合いが続いている。こうした中、沖縄には、沖縄にとって決定的に重要なことは沖縄自身で決めるといういわゆる「自己決定権」に基づいた移設反対論が渦巻いている。本土では、琉球独立論とも囁かれる沖縄自己決定権の真意とは。(聞き手は新人記者N君)

 

 

「現実の沖縄」を歩く第六弾

辺野古・美ら海の攻防戦の実態

 

福岡で梅雨入りが宣言された6月2日。例年より異常に早くも梅雨明けを迎えようとしている沖縄は、福岡とは違ってジメジメしたうえ、日差しも強烈に強い。沖縄の人にとっては、通常の暑さかもしれないが、本土の私には慣れない暑さ。半袖シャツの襟袖に沿って真っ黒に日焼けしてしまった。

 

 

シリーズ すべての子どもをわが子としてー

師弟一如―福岡教育連盟の挑戦 その⑪

 

 道徳の教科化」が持つ意義

 

中学校主幹教諭 大淵 豊さん(47歳)

 

道徳の教科化に伴い小学校は2018年度、中学校は19年度から教科書に基づく授業が始まる。それに備えて今年度からは各校の判断で新指導要領の内容を反映した授業が可能になった。大淵さんが主幹教諭を務める中学校では、早速その試みが始まっている。

 

 

施光恒九大大学院准教授の

「日本の真の独立とは」


自己決定権とアイデンティティ 

 

沖縄の一部の団体で、「琉球人は先住民だから、自己決定権があるはず」と国連に直接訴える動きがあるようです。その先には、「沖縄の独立」が視野にあるのかもしれませんが、果たしてそれは本当に正しい選択なのでしょうか。

 ここでいう「自己決定権」という言葉は政治学では昔から使われてきた言葉で、「National self determination」(ナショナル・セルフ・デターミナション)の和訳でしょう。世界史の時間に習った言葉でいえば「民族自決権」です。第一次世界大戦後の国際連盟を作る時のスローガンになったものです。それが、「自決」という語感が物騒と敬遠されるのか、自決権が自己決定権に変えられるようになりました。自己決定権という語感が、民主的でスマートで、リベラルな響きが感じられるかもしれません。

 

フォーNET 2015年6月号 197号

○そこが聞きたい!インタビュー

「反原発」サイド

 後藤富和氏(弁護士 原発なくそう!九州玄海訴訟弁護団)

 

あの「フクシマ」の悪夢から四年の歳月が過ぎ去った。以来、日本全国の原発が運転を停止し、当初不安視された電力供給は今のところ滞ったことなく今日まで至っている。法廷では、原発の再稼働を巡って争われている。反原発派の論理はー

 

 

○そこが聞きたい!インタビュー

「再稼動推進」サイド

 

「今足りているから」という目先の議論から

「なぜ必要か」という長期的視野の議論へ

 

 

清水昭比古氏 (一般社団法人原子力国民会議副代表理事・同会議九州支部代表 九州大学名誉教授)

 

「いち早い再稼動を」と訴える清水氏は、現在の議論があまりにも「目先のこと」でしか論じられていないことに強い危機感を覚えている。冷静にわが国の将来を見据えれば、再稼動しかないのかー

 

○家庭を中心とした「正義感」育む教育が必要です

弁護士が見たいじめ問題の本質

 

弁護士 三ツ角直正氏(福岡教育連盟顧問)

 

いじめを巡る訴訟が後を絶たない。「悪いのは、学校側だけではない」と法廷の場でこの問題を見つめてきた三ツ角弁護士。法廷から見える本質とは…

 

○ 施光恒九州大学大学院准教授

シリーズ「日本の真の独立とは」

 

「産業革命遺産」が持つ意義

 

幕末から明治期の日本の急速な近代化を示す「明治日本の産業革命遺産――製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業」について、ユネスコの諮問機関が世界文化遺産に登録するように勧告しました。大変、喜ばしく異議あることだと素直に思いました。三菱長崎造船所や官営八幡製鐵所など、なかなか保存が難しいとされており、世界遺産に登録されることできちんと残され、後世に語り継ぐことができるので、大変いいことだと思うのです。

 

フォーNET 2015年5月号 196号

○そこが聞きたい!インタビュー①

作家・精神科医(通谷メンタルクリニック院長)帚木蓬生氏

 

「日本人の百人に五人」。この数字は何の数字かお分かりだろうか。何と「ギャンブル依存症」患者の有病率なのだ。日本列島には五百三十六万人と、福岡県の人口を上回るギャンブル狂がいるー

 

○そこが聞きたい!インタビュー②

知られざる「朝鮮通信使の島」

黒田藩が存亡賭けた「もてなしの心」

 

相島歴史の会

事務局・学芸員 今村公亮氏(70歳)

 

福岡県新宮町の沖合い七・三キロの浮かぶ小島・相島(あいのしま)。島の周囲六・一キロ、三日月型のこの小島が、江戸時代、黒田藩が存亡を賭けた、朝鮮通信使接待の舞台になったことは意外に知られていない。

 

○グリーンファーザーの青春譜 ファントムと呼ばれた士サムライたち

書肆心水 杉山龍丸著 杉山満丸編集

 

昨年の八月七日の小誌読者会で本書の編者で、著者龍丸氏の子息満丸氏を講師に招いて、本を出すきっかけから内容の概要を話していただいた。それから八ヵ月間、首を長くして発行を待っていた。手に入れて早速、拝読した。結論から言えば、筆者が擱筆してから実に三十二年かけて世に送り出した本書は、先の大戦のリアリティを余すことなく記録、叙述されたその内容に圧倒されるばかりだった。それは、戦争を知らない我々が持つ、「戦争は悲惨だ」「戦争は悪」という紋切り型の平和理念や、「あの戦争は正しかった」「(戦争中は)日本もいいことをやった」という自虐史観の反動的戦争観を軽く吹き飛ばす。筆者の「曲がったことが嫌いで正直者」の性格によるものであろう、丹念な整備日誌を基に徹底してリアルに再現された活字が、当時を生き生きと再現させているからだろう。その中味は実際、手に取って読んでいただくことにして、この稿では、龍丸氏の独白の中から印象に残った箇所を紹介する。

 

フォーNET 2015年4月号 195号

○そこが聞きたい!インタビュー

 教育は生物学を基本したものであるべきです

十歳までに徹底的にしつけなければ、人類は滅亡します

 

井口潔氏(九州大学医学部名誉教授)

 

川崎市中一男子殺人事件―またも青少年による衝撃的な事件が起きてしまった。

教育の荒廃が叫ばれて久しいが、国が打ち出す教育政策は対処療法に過ぎず、根本的な改革が必要ではないだろうか。

 

 ○真っ直ぐ生きる

 真心を知識で包んで仕事に臨むー

誠心誠意を貫き通して見えた感動の人生

 

末石藏八氏 (六十七歳 総合医療商社「キシヤ」代表取締役会長) 

 

昭和五十三年(一九七八)、北九州にあるS医科大学建設予定地前の公衆電話。会社に報告の電話を入れながら思わずうれし涙を流す男性がいた。三十一歳のこの男性に涙を流させたのは、野球に喩えて言うなら、三点差のリードを許した九回裏ツーアウト、ノーボールツーストライクという追い詰められたバッターが逆転満塁ホームランを放った歓喜の涙と表現してもいいが、私は彼の信念である至誠が天に通じた喜びの涙だったと書いた方がしっくり来る。

 

施光恒九州大学大学院准教授

シリーズ「日本の真の独立とは」

 

 

アメリカ人の「マジック・ワード」

 

ニュースでは、相変わらず新自由主義(市場原理主義)の経済政策が花盛りです。たとえば安倍政権は、日本に投資する外資系企業に対し、副大臣、政務官クラスの政府高官をわざわざ付け、様々な便宜を図るという「企業担当制」を始めるそうです。副大臣、政務官クラスはいうまでもなくわが国の政府の中枢の人物です。そういう人たちが外資企業のために便宜を図ることを公言しているわけですから、あからさまなグローバル企業優遇策ではないでしょうか。


フォーNET 2015年3月号 194号 

○そこが聞きたい!インタビュー①

国際貢献のひとつの形―ラオスで「理想の医療」を具現化

現地で予防医学を確立し、無駄な医療費不要の体制作りを

 

 在福岡ラオス人民共和国名誉領事 中島幸一氏( 医学博士 ウェルカム・デンタルクリニック院長)

 

ラオス(ラオス人民共和国 人口約六百六十万人)は日本から約四千キロ離れたアセアン諸国で唯一の内陸国で、農業が主体の発展途上国だ。この国に十六年間も通い続け、「理想の医療」体制の礎を築こうと汗を流す医師がいる。その医師が描く理想の医療とはー

 

 

○そこが聞きたい!インタビュー②

「不易流行」と「イノベーション」の両輪で

八百年近くの歴史を持つ博多織の明日を紡ぐ

 

 

サヌイ織物 社長 讃井勝彦氏(三十八歳)

 

774年の歴史を持ち、「博多」を冠した工芸品では最も古い博多織。しかし、今や最盛期の十分の一まで縮小している。博多織の未来はー

 

○すべての子どもをわが子として―

師弟一如―福岡教育連盟の挑戦  その⑤

 

かつての名門校再生のカギは

「教職員一丸」と「小さなことから始める」こと

 

福岡県立西田川高校 教務部長(主幹教諭)

豊福成史さん(49歳)

 

県立西田川高校は、大正六年(一九一七)、田川郡立田川高等女学校として開校、戦後昭和二十三年(一九四八)に県立田川女子高等学校に改称し、その一年後に男女共学化に伴い現在の校名に改称し、平成二十九年に百周年を迎える伝統ある学校だ。しかし、現状は地域の疲弊に伴って学校が廃れ、定員割れも続いている。逆風をついて「地域を担う人材を育てる」と生徒指導を教職員一丸となって取り組んでいる。

 

○講演録

戦後教育を立て直す

~「家族再生」から「教育再生」へ~

明星大学教授 高橋 史朗 氏

 

高橋 史朗(たかはし しろう)氏

早稲田大学大学院修了後、スタンフォード大学フーバー研究所客員研究員。

臨時教育審議会(政府委嘱)専門委員、国際学校研究委員会(文部省委嘱)委員、神奈川県学校不適応(登校拒否)対策研究協議会専門部会長、青少年健全育成調査研究委員会(自治省委嘱)座長、埼玉県教育委員長を経て、現在、明星大学教授、男女共同参画会議議員。

最新著書「日本が二度と立ち上がれないようにアメリカが占領期に行ったこと」

致知出版社

今回の教育課題検討シリーズでは平成二十七年二月一日に開催した研修大会の全体会講演の内容をまとめた。 


 

○ 施光恒九州大学大学院准教授の

シリーズ「日本の真の独立とは」

 

「叱咤激励型」学問

 

「日本の真の独立」をテーマに講を進めていますが、やはりここで「学問の独立」についてあらためて考えてみたいと思います。

 まず、今の日本の社会科学分野は実に情けないというのが、私の現状認識です。先日、あるシンポジウムを開催したのですが、その中のテーマの一つに「留学生教育」がありました。と言うもの、私の教えている大学院では留学生が半分を超えるほど、かなり留学生が増えてきているからなのです。この状況を目の当たりにして、私の専門である政治学をはじめ、経済学、社会学などの社会科学は、留学生が日本で学ぶものとしてどれだけ意味があるのだろうという疑問を感じています。

フォーNET 2015年2月号 

○そこが聞きたい!インタビュー

 「皇国の興廃此の一戦にあり各員一層奮励努力せよ」

日本海海戦の先人達の偉業と史実を今に伝える

 

今から百十一年前に日露戦争の帰趨を決した「日本海海戦」。東郷平八郎元帥が率いる日本連合艦隊が当時、世界最強といわれたバルチック艦隊を破り、日本をロシアの南下から護ったその偉業と史実を忘れてはならない。その歴史を今に伝える日本海海戦紀念碑と元帥を祀る東郷神社(福津市)の創建物語。

 

 

 真っ直ぐ生きる

 「職人」として再び生きる

間違っていたらほどいて一からやり直す 「爪掻き本綴れ織り」へ再挑戦

代表仕事人 山岸沙帆さん(50歳)

 

この人と名刺交換して、「代表仕事人」という肩

書きに目がいった。男性ならいざ知らず、自分のことを仕事人と名乗るこの女性に対して俄然、興味が湧いた。そうして話を聞き終えて、肩書きの意味がよく分かった。彼女のこれまでの生き方、そしてこれからが、まさに仕事人、職人の道なのだと。

 

 

誌上討論「日朝協議」

昨年夏。膠着した日朝関係を改善しようと、「日朝協議」が始まった。これまで長い間時間を費やしてきた拉致被害者の再調査に、日本人配偶者(日本人妻)の捜索、終戦前後に北朝鮮地域で亡くなった日本人の墓参の調査も条件に加わり合意した。しかし、北朝鮮側からの中間報告もなく、国内では一部「白紙撤回」という強硬な意見も出ている。それぞれ、違った形で関っている両者に誌上で討論してもらった。

 

「新人記者N君の初挑戦ルポ『現実の沖縄』を歩く第三弾」

 

沖縄に対する「鞭と鞭」

 

やはりと言うか、「何もそこまで」と言うか…昨年の沖縄県知事選で「保革共闘」で誕生した翁長(おなが)雄志新知事と沖縄県民に対して、政府は「無視と強行」を決め込んでいるようだ。

 

 

フォーNET 2015年1月号 

○そこが聞きたい!インタビュー

「筑豊の炭鉱・石炭王」伊藤伝右衛門の実像を広める

白蓮事件で見せた男の我慢と愛情

 

「金の力で華族の娘と結婚した炭鉱成金」。そうした伝右衛門に対するイメージはずっと定着したままだったが、ここ最近見直される動きが出てきた。炭鉱・石炭王の実像と、白蓮事件の知られざる事実とは…

 

○親から子への贈り物

アジアの子等のために生きる

幼い時の父からの教え 「三つ子の魂」未だ衰えず

 

「三つ子の魂…」。幼い頃に躾けられたものは、良い意味でも悪い意味でも一生ものだ。吉本さんの体の中には、五歳で死に別れた実父から叩き込まれた精神が今でも息づいている。

 

 

○日教組支配強い大分県で教育の正常化の旗を振り続ける

大分県公立高等学校教職員組合(公高教)執行委員長 中村高志氏

大分公高教は昭和四十四年六月に結成され四十五年の歴史を刻む、福岡教育連盟とは“同志”的存在だ。その大分県では最近、教育を巡って新聞紙上を賑わせた「事件」が起きた。

 

 

○FRC講演録 講師 浦辺登氏

 なぜ、東京オリンピックにインドネシアは参加しなかったのか。

~知られざる「もう一つのオリンピック」秘話~

 

「体育の日」が制定されたのは、第18回オリンピック東京大会が開催されたことを記念してのもの。昭和39年(1964)10月10日、東京・国立競技場をメイン会場にして世界中の選手が力と技を競い合いました。戦後の東西冷戦の最中、スポーツ外交によって平和を求める機運が盛り上がった東京オリンピック。この東京オリンピックは、アジア初のオリンピックでもありました。友好ムードが高まる記念すべき大会に、なぜか、インドネシア、北朝鮮は参加しませんでした。この東京オリンピック開催には福岡の玄洋社人脈がからんでいました。さらに、インドネシア、北朝鮮の不参加の要因にも。2020年、東京オリンピック開催を前に、福岡人なら知っておきたいオリンピック秘話とは。

 

 

○新連載

橘一徳の誰でも学べる「陽明学講座」①

 

「できない」壁

陽明学とは儒教(学)の流れで言えば朱子学とともに新儒教(学)と言われていますが、一言で言うと、朱子学の「理学」に対して陽明学は「心学」という言葉で表され、内なる心に重きを置いた学問です。儒教(学)は「善は人とともにし、楽しみは人とともにする」(『論語』)が表しているように仁(愛)を中心とした考え方ですし、実は現在私たちが当たり前のように行っている生活様式の多くが儒教から来ているのです。

しかし現代において『論語』に対する誤解が元になっているのか、非常に戒律的で自由を縛るものといった観が強く、特に陽明学は幕末の尊皇攘夷の志士達の中心的思想だったこともあり、革命的な思想だと思う人もいるようですが、実際の陽明学は、革命的で対外的に動くことを強く主張しているのではなく、あくまでも中心は自分のうちに有り、外にある権威や物に振り回されない、しっかりした心を育て本来の自分を取り戻すための学問なのです。

 

○施光恒九州大学大学院准教授の

「日本の真の独立とは」

アメリカの保護国

 

これまでこの稿では「日本派」を定義してきました。新年早々から、過激なことを述べるかもしれませんが、「今の日本は独立国家」なのかという、テーマをしばらくの間、続けたいと思っています。独立国家なのかという設問に対する私の答は、「否」です。つまり、基本的にはアメリカの保護国(属国といってもいいかもしれません)であるということです。日本がアメリカの保護国であるということは、日本人以外の国々の人々は周知の事実ではないでしょうか?

 アメリカの首脳も日本をそう考えています。キッシンジャー氏は、「日本は保護国だ」と公言しています。伊藤貫というアメリカ生活が長い評論家は著書の中で、1972年に当時のニクソン大統領とキッシンジャー国務長官が中国を電撃訪問して、当時の周恩来首相と会談した際に米中間で密約を結んだ」と書いています。密約の内容は、「日本が独立した外交・軍事政策を実行できる国になることを阻止する。そのために、アメリカは日本に米軍を永遠に駐留させる」というものです。アメリカ首脳の多くは、日米同盟の意義とは、日本が安全保障に関してアメリカに依存している状態を保ち、アメリカの要求や決定に逆らえないようにするためと思っているはずです