2012年4月号 第128回
人は見えるものしか見ない…
読書の薦め
最近は少し春らしい気候になってまいりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
私は、仕事柄色々な経営者の皆様にお会いします。もちろん従業員の方にもたくさんお会いします。どちらかと言いますと人と会うことが仕事のかなりの部分を占めているように思えます。
そこで思うのが、自分も含めての事ですが「人は見えるものしか見ない」という事です。もっと言えば「見えるように見る」といっても過言ではないかと思います。
例えば従業員が経営者に対して「自分は能力がありません」と言って来たとします。ここで、見える範囲が狭い経営者は、そうか能力がないのか。それはダメだな。そして、ダメな従業員であると決め付けるかもしれません。あるいは謙遜な従業員と思うかもしれません。ただ、言えるのはその経営者が頭に浮かぶことしか見えないということです。本当はその従業員は退職したいということを内に秘めて言ってきているのかもしれません。あるいは経営者の経営の仕方が悪いということを暗に言ってきているのかもしれません。もっと他の事かもしれません。このように、「自分は能力がありません」と言っても様々な意味があるのです。
人は自分が見えるものしか見ることが出来ないのです。このことを忘れてしまえば言葉にこだわりすぎて真意を把握できなかったり、間違った理解をします。そして、従業員は言います。「内の社長は全然ダメだ」。
この続きは本誌にて
2012年3月号 第127回
五つの者…経営者の条件
以前に読んだ書籍がヒントになっているのですが、最近頭が整理出来てきました。経営者には五つの者が必要である。というよりも五つの者のレベルが経営者のレベルを示すといっても良いのではないか。
第一に、学者であること。
当たり前ですが会社の業務内容に関する勉強。必須条件の一つです。これが欠ける方はそもそも起業できないか、社長になってはいけないものだと思います。
第二に、役者であること。
馬鹿正直であることは経営者にとって必要な資質だと思いますが、事業ですので役者であることも必要だと思います。名優はまるで本当にその内容が事実であるように観客を泣かせます。社員に対しても名優のように泣かせて心を動かせる言葉。行動を持たなければならないように思えます。
第三に、易者であること。
経営者は易も立てられる能力が必要です。必須な能力だと思います。将来の経済予想。自分の会社の予想。これが出来なければそもそも事業の継続は困難でしょう。
第四に、教育者であること。
経営者は教育者でもなければなりません。部下を教育できて当たり前です。部下が反乱したり、モチベーションが上がらないのはすべて経営者の教育能力の不足によるものです。
この続きは本誌にて
2012年2月号 第126回
後の先
この言葉は、大相撲の不世出の大横綱である双葉山の代名詞とのことです。双葉山は生涯一度も待ったをしなかったといわれています。
つまり、立会いで相手の立つのを見て自ら受けて立つ。この場合は一見立ち遅れているように見えるものの組んだときはすでに先手を取っており、自分十分の組み手になっている。これがいわゆる「後の先」です。
双葉山の右目は幼い頃の事故でほとんど見えず、それを克服するためにいわゆる後の先を見につけたという事です。この言葉を始めて聞いたのはずいぶん昔のことです。そんなことも出来るのかと思っていたくらいでした。
しかし、相手より遅く立ちながら組んだときは自分十分の形になる。こんなことが出来るのだろうか?考えれば考えるほど不思議です。
私が現段階で思うのは、対戦相手の立会いのすべての動きを立会い前に読んでいたと言うことです。この考えで間違いないと思っています。つまりそこまで相手のことを研究していたのです。
そう考えると不世出の大横綱の意味が分かるような気がしてきます。不滅の六十九連勝。三年間負け知らず。相手のすべての動きを読めていれば、このような不滅の大記録の達成も不可能ではないでしょう。
これを経営に置き換えると同じことが言えそうです。
優秀な経営者は同業他社をすべて研究する。同業他社の主なところが次にどのような考えを持っているのか、次にどのような手を打ってくるのかすべて研究しているものではないかと思います。そして、同業他社のすべての手を研究した後に同業他社に動かせるものの、現実は自社が優位性を保てる工夫を常にしている。なんとなく自動車業界のトヨタに似ている気がしないでもありません。
この続きは本誌にて
2012年1月号 第125回
謹んで新年のご挨拶を申し上げます
平成24年がやって来ます。どんな年になるのか。毎年色々と考えます。
自分の力でできること。やらなければならない事。自分の力ではどうしようもない事。いろいろな事があります。
昨年は震災がありました。想定外という言葉が多く使われていますが、よく見てみると想定外の津波ではなく想定外に甘かったと言うことかもしれません。
書籍によれば人間は短史眼的にしかものを考えられないように出来ているそうです。十年単位で考えることはまず無理で三年程度が限界だそうです。確かに、経営の観点で行けば三年先はもはや分からないことが多いので三年考えられれば十分ともいえそうな気もします。いや、そこで、五年考えられる人が成功するともいえそうな気がします。
今の時代は混沌・閉塞という感じで何が起きてもおかしくない的な感じがします。平成24年も世界が無事なのかも見えないところがあります。
私の場合は3年どころか一年先を考えるのが精一杯です。
平成24年も、自分ができる事。やらなければならない事。これらをきっちりやっていこうと思います。
私は、生きていく上で、事務所を経営していく上で、いつも思うことがいくつかあります。(実行できているわけではなく戒めです)
①いきがらない
いきがっている方を何人も見てきました。自信は自分の根っこから出てくるものです。普通にしていればいいのではないでしょうか。地道に努力を重ねることが大切と思います。
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2011年12月号 第124回
ビジネスモデルはどこに行った?
最近十年位前の経営誌やビジネス誌で話題になっていたことが、今どのようになっているのか検証しています。
一言で言えば、ほとんどのビジネス誌で語られている有名な方々の今後の日本はこうなるとか、経営はこうあるべきとか、当たっていません。また、年代を追っかけてみてみるといわゆる書かれている内容に流行があることが分かります。
結局、自分なりに考えてトライ&エラーで実行していくことが一番のように思えます。もちろん自分なりに考える材料がいろいろな書籍や経験ということになるのでしょう。
また、経営は書籍の問題ではなく現実の人間の問題であるというべきなのでしょうか。人間のいわゆる人柄が経営の最も重要な要素の一つであることはどうしてもはずせない事実です。いわゆる執念が非常に成果を出すために重要な要素であったりします。
私は仕事柄色々な経営者と接しますが、日常的に経営者は取引先や従業員に色々な接触をしているものですから、その経営者の全人格的なものがすべてに現れるというのは確信でもあります。
そのように思いながらも、ビジネスモデルの重要性は色あせないと私は思っています。進出する業種により利益水準が変わってくるのは常識でもあるからです。例えば京セラの稲盛さんはあまり書籍では述べられてはいませんが、ご自身が実行されているのはビジネスモデルとして将来性のあるものだけです。
しかし、最近のビジネス誌などではビジネスモデルの言葉があまり見られません。いわゆるネットバブルも終了して、かつ、ビジネスモデルの破綻なども良く語られているからかもしれません。私はいわゆる流行が終わっただけだと思っています。
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2011年11月号 第123回
コミュニケーションは難しい
私は仕事柄、経営者の皆様や従業員の皆様、また、弊社のスタッフなどいろいろな方と話をする機会が多い方だと思います。
そこでいつも感じるのはコミュニケーションの難しさです。永遠の課題でもあると言ってもいいでしょう。
まず第一に感じるのは、人間は感情の動物であるということ。その日の感情や気分で話の内容が変わるのは常です。その人自身で言葉の意味が違うことがよくあると言うことです。
また、同じ言葉でも人によって意味が異なります。今まで生きてきた過程や経験などがみんな違うからです。さらに、人間は言葉よりも表情で語るといわれるくらいですので、さらに厄介です。
良く気が合うとか気が合わないとかとかの話がありますが、始めの一歩としての言葉の意味が似てるかどうかにあるような気がします。
次に感じるのは、言葉の伝達方法も人によって得意な方法が違うということです。例えば、面と向かって堅苦しく話すのが得意な方、お酒でも飲みながら話すのが得意な方、メールや手紙などの文章で伝達するのが得意な方、いろいろな方がおられます。言葉を受け取る方も、得意な方法がそれぞれ違います。
したがって、面と向かって堅苦しく話すのが得意な伝達者と文章やメールで受け取るのが得意な受け手とは、コミュニケーションがとりにくいということになります。言葉の意味内容がそれぞれ異なり、さらにコミュニケーションのとり方の得意不得意がそれぞれあるので、さらに物事を不明確にしています。
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2011年10月号 第122回
人を信じるには器が要りますね
戦国時代に天下を統一した豊臣秀吉は史実や逸話ですごいと思う部分がたくさんあります。その中でもさすがの逸話があります。
豊臣秀吉が天下統一へ進んでいる時の話です。今まで自分を最も嫌っている武将を優遇処理したのです。
なぜ秀吉を嫌っている武将を優遇したのか。
推定ですが、秀吉は天下を見ていたからということのようです。早く天下を統一したい。そのためには全部武力で降参させていたら何年かかるか分からない。そこで、秀吉は考えたと思います。武力を用いずに降参させる方法を。それは最も自分を嫌っていると評判の武将を許して味方につけて優遇する。そうすれば様子見の人たちはこぞって秀吉の見方をするであろう。結果としてその通りになりました。信長のことを良く見ていて、その欠点を是正したといえるのではないでしょうか。
しかし、ここでもう少し考えてみると少し違う見方もできるように思えます。当時はいわゆる戦国時代で、下克上の世界です。騙し騙されることに生き死にを賭けている厳しい世界です。この中で、自分を嫌っている武将を優遇しただけで様子見の人たちがなびくでしょうか。
普通はそうではないように思えます。相手は人を奥の底まで見るからです。
ではどうして、秀吉の戦略が成功したのでしょうか。
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2011年9月号 第121回
あるべき姿の一例
日本の戦後の政治家にも色々いますが、私が大人になってから一番インパクトのある政治家は小泉元総理です。
戦後3番目に長く総理大臣をされましたが、私がとても記憶に残っている点がいくつかあります。
一つが、北朝鮮訪問です。今調べてみると2002年9月17日のようです。
小泉総理は日帰りで北朝鮮を訪問されました。確か、朝早く政府専用機で訪朝して、拉致被害者の釈放を求め、確約を取り、その日のうちに日本に戻って来られました。
私がこの人は凄いと思ったのは次の日の行動です。マスコミなどが拉致被害者の釈放の人数が少ないと非難・批判を小泉総理に向けて行っている中で、何も弁解せずに、今後も次の努力をすると言われていました。
小泉総理は多分、訪朝の日は一睡もできていないのではないでしょうか。訪朝前日もそうかもしれません。北朝鮮に日帰りで行ったのです。それでいながら、批判・非難の嵐です。何の弁解もされませんでした。これぞ一国のトップの姿であると私は感動した記憶があります。
批判・非難だけして無為に人生を過ごす人々が多い中、生きている限りはこのようにありたいと強く思ったものです。一つの生きる姿勢を示されたのではないでしょうか。
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2011年8月号 第120回
無情い者が、必ずしも、無情い者ではないぞ。
表題の一節は、私の尊敬する吉川英治先生の代表作である「宮本武蔵」の最後の場面で恋人であるお通と交わした言葉です。
私が最初に「宮本武蔵」を読んだのが高校1年生の冬休みの時です。あまりの面白さに引き込まれ、全八巻の文庫本を3日間で読み終えたことを覚えています。読んだ後に自分の今までの人生を変えなければならないと子供ながら深く考えました。
その後も何かあるたびに読み返し、今までに30回以上は読んだと思います。
その中でどうしても理解できなかった言葉が表題の一節です。
主人公の武蔵はお通のことを愛しながらも剣の道を追求していく。常にお通のことを気にかけながらも自分の道を追求していく。
単純に見ればとても冷たい行動である。お通もまたそのことを理解しながらも武蔵を探す。
この言葉の後にお通は言います「わかっております。けれど、ただ一言、仰って下さいませ。妻じゃと…」。
最近になってようやくこの会話の意味が少し理解できるようになって来ました。
人間の本当の気持ちはどこで分かるのか。単なる態度や言葉で理解しようとしてはならない。人間の真意を汲み取れる人間にならなければならない。そして、人間の真意を汲み取れても最後は言葉がとても大事なことである。最後には言葉がすべてを救うものであると。
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2011年7月号 第119回
人の評価は難しい
ここのところ雨続きですが読者の皆様はいかがお過ごしでしょうか。最近は気候変動によるためかゲリラ豪雨が多くなってきています。
私は仕事柄多くの経営者にお会いします。皆さん評価で悩んでおられると思います。私も思いますが評価というのは本当に難しい。特に人事評価は特に難しい。
私も以前に人事評価で大きな禍根を残したことがあります。明確に数字化しようとすればするほど不明確になる。不思議なものです。一番正確なのは社長の感覚であったりします。
例えばある会社の創業者がいてその方の頑張りを中心に会社が伸びてきたとします。伸びてくれば来るほど会社の基盤は強くなり、またブランド価値も出てきます。その場合での営業は創業期での営業とは天と地ほどやり易さが違います。であるのに数字化すると基盤が強くあった後のほうが営業は容易であるのに成果は出やすい関係にあります。それをそのまま成果を基礎として評価すれば基盤を作った人は怒るでしょう。
いわば井戸を掘った人と守った人との違いです。そこが分からなければ経営はできません。
また、管理の面でもシステム化されていない創業期の管理は大変です。システム化されればいろんな効率化ができるのでこの点でも成果が出やすい関係にあります。
と言いながら、創業期が大変であるからといってそれを重視すれば後から入る人はいなくなります。
昔、織田信長は、今川義元を倒したときに今川義元の居場所を報告した者を高く評価したそうです。実際に首を取ったものはあまり評価していない。これは当事としては画期的な評価方法の転換であったようです。
豊臣秀吉はその点最適な人事評価の能力があったようです。
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2011年6月号 第118回
なぜ叱らない?
世間では、大げさに言えば1億3千万人揃って評論家である。「総理大臣はなっていない。東京電力はなっていない」。国民は言いたい放題である。輪をかけてテレビのコメンテーターという方々が言いたい放題である。そして奥深い問題点は、批判はするが議論はしないという事です。
ではその総理大臣を選んだのは誰か?
国民が少なくとも前回の総選挙で民主党を選んだのは事実である。その民主党内で選ばれたのが今の総理大臣である。
では、民主党に何かしてもらうために選んだのでしょうか?
であれば国民は馬鹿ではないかと思います。少なくとも子供です。
私たちは、国に何かしてもらうために生きているのではありません。国は私たちがつくっているものであり、私たちは国家に貢献しなければならないのではないでしょうか。国家への貢献を論じない私たち国民に対して総理大臣は国民を叱るべきではないでしょうか。
君たちは国に対して何を持って貢献するのかと。君たちの責任は何なんだと。
国のトップが、国民の責任を明確に示さないので、国民は付け上がり権利ばかりを要求するのではないでしょうか。日本のこの風潮が日本の国力を低下させてきている悪い原動力だと信じています。私たち国民は、国に対して何が出来るのでしょうか。何か行動しているのでしょうか。
これを経営に当てはめても同じことが言えます。平社員や新人は上司の悪口を酒の肴にする。上司は部下の悪口をストレス解消にする。しかし、上司は新人や平社員を叱ることはしない。
まさしく世も末の状態が日本ではないでしょうか。
この状態から脱却するには、昔ケネディ大統領(アメリカの一九六〇年代の大統領です)が就任演説で述べた有名な言葉がヒントだと思います。
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2011年5月号 第117回
マクロとミクロ…言い訳するな!
私は仕事柄多くの経営者の方や社員の方にお会いします。リーマンショック以降業績が苦しくなっている会社も相対的に多くなっていると思われます。もっとも、リーマンショック以前から業績が苦しい会社がさらに苦しくなっている部分も多くあります。
経営者の方々にお会いしても、「景気が悪いですね。今どのような業種が景気がいいですか」という言葉が良く聞かれます。景気が良くならないとどうしようもないという言葉も良く聞かれます。
マクロ的には確かにそのとおりだと思います。国内GDPも中国に抜かれました。これは一つの象徴的な数字だと思います。マクロ的に見ると、根本的問題は日本人の労働力だと思います。少子高齢化が根本問題という方もいます。教育の問題だという方もいます。一つの原因では答えは出ないものだと思えますが、問題は豊かになったということでしょう。満ち足りている人に貧しい人と同じ労働力を求めても中々困難ということでしょうか。
日本人は安心したのだと思います。戦後の混乱期から一心不乱で働き、相対的に富を手に入れて安心したということだと思います。経営的に見れば、課題設備投資だと思います。右肩上がりを前提としての設備、人間の労働力を当てにしていない最新設備の導入、これらが経済の減速により過大設備となり経営を圧迫して、さらに景気が悪くなる。デフレスパイラルの一端ではないかとお思います。
この続きは本誌にて
2011年4月号 第116回
権力を持つものの責任
私は仕事柄、多くの経営者の方々にお会いします。また、日本国民として政治の構造なども多少勉強しています。
最近、権力を持つものの責任をよく考えさせられます。
例えば、上場企業に大学卒業後入社した場合には、かなりの確率でその会社で定年を迎える可能性が高いと思います。この場合の上司の責任は甚大だと思います。入社したてのころは、直属の上司の指導はその後の社会人としての基礎を作るうえで重要なものになるでしょう。経験を経て、幹部になり、社長になることもあると思います。
そこで絶対にやってはいけないことがあると思います。
いわゆる報復人事です。この報復人事を行うことが人間としての恨みを生み、会社の病巣をつくり、会社衰退の原点になる可能性があるからです。人間の辛いことの一つに自分を理解してくれないことがあると思います。反対から見れば、人間は自分を理解してくれることを望む生き物ではないでしょうか。
「士は自分を知るもののために死す」という言葉もあるくらいです。報復人事は相手の能力とは別の観点でその人を理解し、つまり、自分の恨みや好き嫌いで人事を行い、相手も自分も腐らせます。そして結局は会社を衰退させ、会社に関係するすべての人を不幸にする可能性があります。
この続きは本誌にて
2011年3月号 第115回
人間は厄介。
私は仕事柄色々な経営者の方や従業員の方にお会いします。
いつも思うのは人間とは厄介な生き物だということです。あるいは他の国の方はあまり知りませんので日本人はあまり厄介でない人種かもしれませんが。
例えば、企業力強化を狙って新人を採用するとします。採用する側は、できる限り会社に貢献できる人、つまり実力のある人もしくは実力をつけそうな人がほしい。入る側は出来る限り自分が成長できる会社に入りたい。採用時に早くもミスマッチとなっています。それぞれが自己中心に物事を考えているからです。採用時に面接を受ける方は言います。何でもやります。とにかく自分を見てください。会社も言います。あなたが成長できる会社ですよと。
入社後、会社側は、新入社員の粗を探し始めます。一方、新入社員も不満が始まります。どちらも基本は、「・・・してくれない。」です。甘えの構造です。
「社長がダメだから仕事が出来ない」「あいつは何も出来ない」批判はすべて点に唾するものです。
批判は本来甘えから来るものです。実力のある人は批判ではなく提案をします。改善提案をします。
そして厄介なのは批判する方は、常に自己を理解していないということです。そこが日本人の甘えの構造、集団責任のポイントかもしれません。
ではどうしたらいいのか。
この続きは本誌にて
2011年2月号 第114回
驕りと失敗と人間
最近の新聞を見てみますと中国に関する話題が本当に多くなったなあと思います。自動車の販売も中国が二年連続で世界一です。もはや、世界最大の消費国家といっても過言ではないと思います。消費という点でアメリカを抜いたと考えてもいいようです。
その中で気になることがあります。自動車の販売会社別で見ると中国での海外の自動車会社【つまり中国では輸入と考えてもいいでしょう。確かに中国では純粋な輸入ではないようですが】の中で、日本のメーカーは上位にはいないことです。ドイツ車が圧倒的に多いようです。新聞などによれば日本のメーカーの中国進出が非常に遅れ、その結果、シェアが取れていない的な論調のようです。
なぜ、日本のメーカーの中国進出が遅れたのでしょうか?
確かに、アメリカ市場の開拓が中心であったため、中々中国にまで手が回らなかったということもあるのかもしれません。しかし、中国がここまでの消費国家となるとわかっていたら、もっと早く進出していたと思います。
中国のここまでの発展を日本人はあまり想定していなかったのではないでしょうか?
なぜ、日本人は中国のここまでの発展を予想していなかったのか?
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2011年1月号 第113回
謹んで新春のお喜びを申し上げます
読者の皆様。謹んで新春のお慶びを申し上げます。
藤本公認会計士事務所を設立して以来13年目に入りました。エスペランサ税理士法人に法人成りしてからも2年目に入っています。その間、私の考えもずいぶん変わってきたと思います。考えが変わることについて自問自答することも多いですが、先日ドラッカーさんの書物を読んでいると「新しい仕事で成果を挙げるには何をしなければならないか」「新しい仕事をやるには仕事の仕方を全然変えなければならない」と書かれており、変わらないことの重要性と変わらなければならないことの重要性を厳しく指摘されていました。
13年目に入り設立時より変わらないことはどのようなものか?
「誠実に。迅速に。的確に。お客様のほうを向いている限り滅びることはない。」
変わったことはどのようなものか?
分業システムの確立。人材育成に対するシステム。その他、みんなで仕事をしてよりよいサービスを提供できるようにする仕組みに対する考え方。私自身の人や物事に対する接し方など。
ドラッカーさんの説かれるようには全然出来ていません。思うところの水準にも達していません。最近は東京での勉強会にも参加するようになり、上には上がいることを痛感しています。「井の中の蛙」という言葉は恐ろしい言葉です。井の中の蛙は自分のことをそのようには思っていないからです。また、井の中の蛙と幸福とはまた別のものであることも認識はしているつもりです。
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2010年12月号 第112回
無私の心
先日何かの本で松下幸之助さんは無私の心があったと記載されていました。今の経営者や従業員には中々ないとも書かれていました。
無私の心とはなんだろうとそれ以来考えています。
辞書によれば私心のないこととか公平であることとか記載されています。西郷隆盛の言葉を引用されているケースもあるようです。「金も地位も名誉も要らないものは大ばか者である。しかし大ばか者が国を動かしていくものである」といった趣旨であったと思います。
これを経営に当てはめるとどういうことになるのか?
ドラッカーさんは、仕事とは貢献で図るものだといわれています。貢献とは権限と相反する言葉でもあり、自分の仕事がお客様のどういう役に立っているのかを考えて仕事をしていくという意味と私は理解しています。
つまり、権限がないからできないとか、そういうものではなく、お客様の役に立つにはどうするのかで動くことが貢献の意味であり、そこで上司とぶつかることがあっても徹底的に議論して行くことが貢献の基本という意味に取れます。
ドラッカーさんは、貢献の例として、具体的には①直接の貢献。つまり本人の売り上げとかを挙げられています。また、②新商品の開発、意識を二番目に挙げられています。③3番目には後輩の教育。人材育成を挙げられています。私はドラッカーさんの貢献という言葉と無私の心とは経営においては近い感覚を持っています。
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2010年11月号 第111回
ヒット商品の必要性
私は仕事柄多くの会社の決算書を見ます。というよりも作成する側と言ってもいいのかもしれません。
リーマンショック以後、日本経済は疲弊していることを中小企業の現実を見て肌で実感している者の一人です。
政府は最悪の状況は脱しているかとの論調ですが、はたしてそうでしょうか?
リストラ、コストカットなどの後ろ向きの対策により利益を出している会社が多いのが現状ではないかと思います。実際の中小企業はほとんどの会社が創業以来最悪の状況というほうが妥当な考えではないかと思います。
しかし、このような状況でも利益を正当に出している会社もあります。つまり、不景気とは業績の悪化した会社が増加しているということであり、すべての会社の業績が悪化することを指してはいないのは当然です。
ではこのように利益を出している会社はどのような事をしているのでしょうか?
業績の良いほとんどの会社がいわゆるヒット商品を出しています。このヒット商品とは偶然に生まれる部分もありますが、ヒットが出るべくして出るように地道な努力を景気の良い時からされています。
ヒット商品には一つの特色があるようです。低価格・高品質・高デザインとも言ったら良いのかもしれません。付加価値の高いものを低価格で提供する。これが出来るには普段から相当の努力と時代を読む目が必要だと思います。
まさに、本当の実力が試されているとも言えます。
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2010年10月号 第110回
成果を挙げる力は習得できる
「仕事は成果をあげなければならない」とよく言われます。言葉では知っていても実は理解はされていない言葉だと思います。この言葉が理解されていないことが日本経済の低迷の大きな原因と私は理解していますが。
成果とは求められる結果を出すことだと思います。求められる結果とは会社における部署でその役割が違うものです。
例えば営業部署であれば個人別売り上げが成果の中心になるかと思います。売り上げを獲得するためにはどうしたらいいのか?
私は、守、破、離をきっちり地道にやっていけばいいと思っています。まずは守からです。これは会社のやり方や先輩のやり方を徹底的にまねをすることです。習うより慣れろではありませんが、徹底した物まねが重要です。この段階で我にこだわったりする人は問題です。特に頑固で周りが見えていない人は、真似をする前に自分の未熟なやり方を正しいと考えがちです。ただ未熟なだけであるのに自分が見えていない。よく見られる光景です。守をきっちりやれば基本的なことは習得できると思います。
こう考えると、成果を出すには特別な能力を必要とするものではなく、真摯な態度や反省する心、地道な努力などが重要です。ここをおろそかにして成果を出せない人がどれだけいることか。実はそのような人を私は仕事が出来ない人と定義しています。つまり、徹底して素直に物まねをしていけば仕事が出来ない人にはならないのです。
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2010年9月号 第109回
SWOT分析。その利用方法。
会社の実情を把握する方法としてSWOT分析というものがあります。少し陳腐化された手法という意見もありますが、非常に簡単で会社の実情が分かりやすい方法です。
Sは会社の強みを示します。Wは会社の弱み。0は会社の機会。Tは会社にとっての脅威を意味しています。この分析を定期的にやっていくことで会社の実情が分かるというものです。
このポイントは、社長一人が分析するのではなくいろんな階層の方が分析することが重要という事です。例えばチーム分けして実施してみるのもいいでしょう。全員で行うこともありでしょう。意見を押さえることは許されませんので、自由に考えることが大切だと思います。
ここで出てきた分析結果を社長はさらに分析する必要があります。と言いますのもこのSWOT分析は実は従業員の声でもあるのです。
私どもの事務所でも全員で実施してみました。
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2010年8月号 第108回
値引き合戦…繰り返す過ち
リーマンショック以後不況です。なかなか抜け出せません。さらに日本は国の財政赤字が重くのしかかっています。ある新聞ではギリシャになる日も近いといわれたり、全般的に暗い話題が多いと思います。
日本の特徴として右に習えですので、悪いというとわっと悪い、悪いと騒ぐ。良いというと良い、良いと騒ぐ傾向があります。
冷静に見るとバブル崩壊後の前から日本の財政赤字は続いており、リーマンショックのためではありません。財政赤字がさらに進んでいるということではあります。
ここで私たちは近い過去に学べると思います。バブル崩壊後何が起きたか?
私の記憶では、値引き合戦が起きていたと思います。ポーター先生の競争戦略の中に低価格戦略というものがあり、それを達成しなければ生き残れないという考え方です。この考え方はある部分は当たっていたと思います。
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2010年7月号 第107回
私たちの義務と責任
私たちは生まれてから大人になるのに国は1500万円以上一人に対して投資しているそうです(財源は税金です)。もちろん親はもっとお金も愛情もかけていることと思いますが。
そのような多くのお金や愛情を受けて私たちは成人になっているということです。
日本自体が世界の中でも有数の素晴らしい国家であるためこのように1500万円以上も一人一人にかけてくれていると思います。わずか65年位前の敗戦から立ち直った日本の経済力によって私たちの成長のためにこれだけのお金が使われているものです。
私たちは、ややもすると、権利を主張したり、批判したりします。むしろ批判や主張は得意ともいえます。いわゆる自分のことは棚に上げてというやつです。批判すること自体は批判のための批判でない限り特に悪いことではないとは思います。ただ、忘れていることがあると思うのです。
これだけの税金を投入していただいて国から育てていただいている点について感謝の気持ちがあるのでしょうか?そこを理解して権利を主張しているのでしょうか。
私たちは数字で言えば一人一人1500万円の納税を一生かけてする義務があると言えるのではないでしょうか。私たちは毎日努力して日本の社会に貢献する義務と責任があるのではないでしょうか。
今の日本の歳出超過や国の借金も政治のせいだけにしていませんか。もちろんいろいろなものに使いすぎだと思われます。しかし、前提として私たち日本人は精一杯働いて納税していますか?なぜ、国際競争力が低下したのですか?今の大人は義務を果たしていますか。
政治はこれからは日本の現状に合わせた政策が取られていくと思います。今後は一人1500万円以上も投資することは難しい国家にこのままではなると思います。
そのような状況を打開するには日本人の英知で日本を発展させることではないでしょうか。まずは、当たり前のことを当たり前に出来なければならないと思います。
具体的に言えば社会人になり会社に勤めれば、会社に十分貢献しなければならない。国からの期待を背に受けて精一杯頑張らなければならない。例えば自分で商売している人も社会に貢献できるように精一杯やらなければならない。自分のことだけ考えるのではなく日本全体を考えて行動する義務がある。子供の教育は日本人全体が関心を持って行う。自分の身の回り、すなわち地域を大切にして過ごす精神がとても重要ではないでしょうか。
私たちは当たり前のことを当たり前に行う義務と責任があると思います。
もちろん私は何もできていません。しかし行う義務はあると感じます。
皆さんはどう思われますか?
2010年6月号 第106回
大誠実。
大誠実とは何か。よく考えています。その前に誠実とは何かが前提です。
この誠実もあくまでビジネス上が前提ですので一般的なものと表現方法が異なる可能性もあります。
ビジネス上の誠実とは何なのでしょうか。いろいろな内容があると思いますが第一には逃げない事ではないでしょうか。
逃げないこととは。
・クレームなどに関してきっちり先方の意見を聞き取る。対応策をとって説明・実行できる。逆にクレームなどによる値引き要求には適切に対応していける。
諸問題に関して気づいていながら対応しない。自分が動かなければならないことなど理解していながら動かない。何か苦しんでいる人がいても助けない。勉強のためにさせている場合は別ですが。いわゆる見てみぬふり。これらは逃げる例かと思います。
第二には、毎日ベストを尽くすということではないでしょうか。
もちろん第一とも重複しますが、ビジネスとして誠実であることは、その与えられた、または獲得した役割にベストを尽くす。そして、会社もお客様も社会にも貢献できる仕事をすること。このようなものではないでしょうか。
第三には、いきがらない。
能もないのにいきがる人たちを多く見てきました。自分のことも分からず、相手のこともわからず、ただ、自分はすごいと話しをしている。相手から見ればどのように映っているのか分からないものなのでしょうが、このいきがるということは誠実と相容れないと考えています。
第四は、自分をよく見つめるということ。
自分を良く見つめないと誠実にはなれないと思います。
自分の能力、会社の能力を超えた仕事は受注できません。当たり前のことですが、なかなか実は分からないことが多いものです。トヨタ自動車でも、現在の販売台数は良好な製品を製造できる能力を超しているとのことです。なかなか自分を見つめることは困難ですが常にその姿勢が必要かと思います。
第五は、自分の意見を伝えること。
他のものとも重複しますが、この会社はこのようなことをしていれば業績悪化するのではないかと感じたら、きっちり話をすることが誠実だと思います。
きっちり話を出来るようになるためには実力が必要です。
つまり誠実であるには私は常日頃の努力が必要と感じています。毎日の努力によりビジネスのレベルを上げることによって誠実を実行できるようになってくる。誠実は成長のレベルを示すひとつの指標でもあると思います。
皆さんはどう思われますか?
2010年5月号 第105回
楽なこと…批判。言い訳。他人のせい。
私は仕事柄いろいろな経営者や従業員の方にお会いします。
大変だ。きつい。などいろいろな話をお聞きします。
また、食事をするところでも、隣のテーブルの話が聞こえてきます。
よく聞こえる話が、「だからだめだと思ったんだがやっぱり失敗したな」「社長は必ず失敗すると思ったけどな」「仕事はきついけれども会社はもっと働けと言うんだよ」「従業員はぜんぜんだめだ」このような言葉です。
すべて他人事です。自分の会社を良くする気持ちなら、社長にも意見を言うのが従業員の仕事のひとつです。言っても無駄という声も聞こえます。しかし、それはあきらめであり仕事の放棄の正当化に過ぎません。
従業員は働かないという前に社長は働いているのか。見本を示しているのかを反省することが実は重要です。
仕事が出来ない人は仕事がきついのは当たり前です。他の人より時間がかかるのだからきついのは当たり前です。仕事がきついのは自分で仕事が出来ないと告白しているものだとなぜ気づかないのでしょうか。
また、内は金儲け主義の会社だからとか、したり顔で話をする従業員がいますが、法に反して金儲けをするならともかく、お客様が高いお金を支払うのはその価値があるからです。イチロー選手が年俸10億円で誰も不思議に思わないのはなぜでしょうか?イチロー選手は金儲け主義なのでしょうか?そうではないと思います。プロ野球選手としての価値だと思います。もちろんお金にあまり恵まれない種類のスポーツもありますが、少なくとも同じ業種ではお金で価値を比較しやすいと思います。こういうとゴッホの価値は死後認められたとか言う声が聞こえます。このような議論展開になってくると話をする意味がなくなってしまいます。
物事の当たり前が理解できない人が多くなっている気がします。同時に口は達者になってきている。仕事をさせるとすぐに根をあげる従業員。感謝の気持ちのない経営者。夢のない経営者。夢を持てない社会。従業員をしかれない経営者。仕事の出来ない従業員。
日本全体の閉塞感を感じます。日本全体がピンチです。ピンチはチャンスなり。このような状況では、言い訳をせず、批判せず、感謝の気持ちを忘れない会社がどんどん伸びると思います。日本全体が閉塞しているので、少し伸びれば抜きん出ることが可能となります。
言い訳と批判をやめてみませんか?
どんな会社が出来るでしょう。楽しみです。
2010年4月号 第104回
実はなにも理解していない
私は仕事柄多くの経営者にお会いします。自分に大変な自信を持たれている方。あまり自信をもたれていない方。大きな夢を語られる方。地道な事を話される方。いろいろな方がおられます。
共通して感じる部分があります。大言壮語される方が経営者として成功されるかは関係ないということです。
また、小さな成功をされている事を自慢話とされる方は余りこれ以上は望めないようです。会社設立以来一回も赤字を出していないと自慢される経営者がいます。しかし、よく考えてみると会社設立以来10年以上経過しているのにこれだけの業績しか出せていない現実をどう考えるのでしょうか。赤字を出していない事がそれほど自慢話になるとははっきりいって驚きです。厳しい考えかもしれませんが井の中の蛙です。
このような経営者こそ、すべて分かっているかのように話をします。従業員のこと、取引先のこと、世間のこと、お見通しと言わんばかりです。しかし、現実には会社の業績は大して上がっておらず現状維持で進んでいるに過ぎません。実は何も分かっていないのです。分かっていないことさえ分かっていないのですが。
そう考えると何を基準に見るかでしょうか。
経営者ばかりではなく従業員でも自分は十分働いていると思っているものです。しかし、仮に同じ仕事をするとしたら、能力の低い人には大変ですが、能力の高い人には易しいものでしょう。仕事がきついといつも言っている人は実は能力が低いと自分で言っているようなものです。そのような人に限ってものすごく能力の低い人と自分を比べています。実は何も分かっていないのです。
そのように考えていると世の中には評論家といわれる方々がいます。実は一億総評論家とも言えるのですが。総理大臣や大企業の経営者やいろんな方を批判していきます。まるでどこかの経営者と同じでお見通しといわんばかりです。
これらの評論家の方々が実は何も理解していない事は普通に分かるものです。
私たちは実は何も理解していないと思います。何も理解していないので理解しようとする気持ちが起きる。その気持ちが成長へつながるということではないでしょうか?
理解していると思った時点でそこまでかもしれません。
理解するにはどうしたら良いのか?
人を理解するにはその人とじっくり話しをすることからがスタートであり、かつ、終着点であるような気がしています。
皆さんはどう思われますか?
2010年3月号 第103回
責任転嫁とプロの仕事
私は仕事柄多くの経営者にお会いしますが、もちろん多くの従業員の方にもお会いします。経営者と従業員の方で役割はもちろん違いますが、それぞれの仕事としてのプロであることが必要であると思います。
このプロとしてのレベルの違いが、会社の業績に影響してくると思います。
少人数でも業績の良い会社はプロ野球のチームに似ていると思います。プロ野球チームはプロの集団です。毎年何人もの新人が入ってきますが、激烈な生存競争の中で生き残ったものがレギュラーになっていきます。投手でも、上から投げる人、横から投げる人、下から投げる人など様々ですが、共通しているのは実力があるということです。プロの中でも選手の努力・能力やチームとしての育成力などが優劣を決めていきます。大変厳しい世界です。また、言い訳も責任転嫁もしない世界がそこにはあります。ただ、実力の世界であり、実力がないことはすべて本人が受け止める。チームが弱いのはチームの責任者が受け止める。その結果、プロは高額の報酬が約束されているともいえます。もちろん競技の人気がベースではありますが。
もちろん会社経営はプロ野球ではありません。業績拡大のために人員の増加が必要になってくるケースが多いためです。
ただ、プロの精神がなくなるといわゆる大企業病になっていきます。セクショナリズムがはびこり、他のセクションの事は関係ない。これは自分の仕事ではない。業績が悪いのは経営の問題。日本の経済力低下の背景にあると思います。
すべて責任転嫁です。社内でこれだけの責任転嫁が行われているとお客様との関係でも起きるものです。
「あの会社は積極性がないから駄目だ」といった言葉が会社で出ていませんか?
本当はそのように言っている本人が消極的なのです。
責任転嫁は実は自分の能力が低い事を証明しているものです。
平気で責任転嫁が起きている日本の会社。いつからこうなったのか昔からこうなのかはよく分かりませんが、批判能力が突出して行動力がなくなってしまった日本人と同様の問題があると思います。
プロは言い訳できない。プロは精一杯の努力をしなければならない。プロは勝ち抜かなければならない。
当たり前のことをもう一度振り返らなければならないのは、悲しいものがあります。
貴方の会社にはプロがいますか?
貴方はプロですか?
2010年2月号 第102回
「必死」の努力に「神様」は手を差し伸べる。
読者の皆様。平成22年がスタートしましたがいかがお過ごしでしょうか。
今年は日本経済も、日本企業も昨年に引き続いていわゆる踏ん張りどころだと思います。
経済環境に関しては大きな好転は望めないと考えるのが自然ではないかと思います。
では中小企業はどうすればいいのでしょうか?
マクロ的には、ミニユニクロがはやる時代だといわれています。つまり、日本で企画、中国など海外で生産、それを輸入して国内生産よりも安く販売する。今までもこの方法は通常であったと思いますが、新たなノウハウによりさらにレベルアップしているということでしょうか(実は私はよく理解できていません)。
個々の会社や個人を見ると、今まで以上に働かなければならないと思います。元々、日本人は良く働いていたとも思われますが、休日の増加などで、中国などと比較しても全然労働時間は不足しています。また、日本人の労働力はどちらかというと物作りに適していると思いますので、絶対的な労働時間は必要な国民だと思います。物作りに携わる日本人に中流として国家も会社も処遇してきたのが現実です。素晴らしい国家ではなかったかと思います。
ただ、現状では物作りの実力も他の国家がかなり追いついてきていると思います。この追いつかれている状況で労働時間を増やさなければ追い抜かれるのは間違いないと思います。
一方で、物作り的な発想からの脱却も今後要求されてくるのかもしれません。要するに1対多数でのビジネスのケースで、多数を圧倒できる発想力、行動力という感じです(抽象的ですが)。もちろん今までもこのような発想がなかったというわけではなく、国家の教育レベルからの取り組みの強化が必要のような気がしています。
要するに質・量ともに労働力の向上が不可欠という事になるのではないでしょうか。
個人にかえってみると、質・量の労働力の向上、いわゆる「必死」の努力が必要と考えています。高杉良の「炎の経営者」には次のような内容が書かれています。日本触媒の創業者が、会社の創設時に資金繰りに苦しんでいた時に、八幡製鉄から出資を受ける話です。八幡製鉄の経営者が夜行列車に乗るとの情報をキャッチして、前の席を確保して、世間話からスタートして、最後は出資のお願いをするという場面ですが、私はいつもこの場面を思い浮かべながら「必死」の努力とはこのようなものだろうと思っています。
「必死」の努力に「神様」は手を差し伸べる。
皆さんの今年の「必死」の努力は何ですか?
2010年1月号 第101回
謹んで新春のお慶びを申し上げます
読者の皆様。2010年の新春のお慶びを申し上げます。
2009年は近年にない不況の年でした。私も、この仕事をはじめて一番の経済不況であったと思います。
不況の背景には国全体の借金の額。アメリカ依存をベースとした輸出経済に対する先行き不安。少子高齢化を背景とした労働力の低下など様々な不安要素があるとは思います。
一方で人間は目先の事しか関心がないように出来ているとも思われ、2010年は現況を背景としながら少しは明るい兆しも出てくるのかもしれません。
輸出産業も急激にアメリカ離れをしている事が感じられます。日本企業はなかなかやるのではないかと思います。一方、政治の方はなかなか手を打てないまま進むと思われ、10年後は海外企業の増加は間違いのないところだと思います。
日本から海外へ目を向けないと生きていけない状況がすぐに来るような気がしています。というよりも来ているのですが無知なため気づかないと考えるのが自然と思います。
日本の政治はイデオロギーの問題もあり非常に経済発展を阻害しやすいものがあります。
例えば労働基準法が憲法の労働基本権を受けて制定されているものと思われますが、背景には資本家と労働者が経済界には存在しており、常に資本家は労働者から搾取するという前提です。日本は、実は資本家と労働者の関係性は薄くどちらかというと全体主義です。 いわゆる日本的経営です。そうして日本経済は発展してきたものですが、労働基本権を振り回すと経済力の低下は間違いなく起きます。
そのことを理解せずにイデオロギー的思考に陥ると政治はさらに混乱して国力をさらに低下させると思います。
2010年はこのような政治と経済の軋轢の1年になると思っています。
そのような状況で何をすればいいのか。
私たち中小企業は、シェアのアップと新規事業への取り組みにつきます。
シェアアップや新規事業を成功させるにはどうしたらいいのか。
当たり前の事ですが、労働時間を増やすのは当然です。労働時間にこだわって生き残れる会社が一体どの位あるのでしょうか?
次は効率のアップです。労働時間の増加だけでは対応できないからです。
次に視点の変化です。山は朝見るのと夕方見るのでは景色が違うと言われています。物事もそうだと信じています。
ひとつのことを今までと違う視点で見る必要があります。それが出来るのはどれだけ仕事にかけているかで決まると思います。
そして継続です。
あなたは一年間継続して何をしますか?
2009年12月号 第100回
シェアはどの位ですか?
今年の成長は何ですか?
平成21年11月現在、日本はなかなか回復しにくい経済不況にあります。政府もついに緩やかなデフレ傾向にあると宣言しました。
書籍をいろいろ読んでみると、アメリカがデフォルトして日本が大打撃をこうむる。恐慌を予想するような内容の書籍もあります。確かにアメリカの財政状況を見てみると悲劇的ではあると思います。
では私たち中小企業はどうすべきか。今日、明日を生きていかなければなりません。
私は仕事柄多くの中小企業の経営者の方々とお話しする機会があります。経済不況と自分の会社を連動させて嘆く気持ちはよく理解出来ます。
ただ、このようなときこそ冷静に自社を見つめるチャンスでもあります。冷静に自社を見つめる基準のひとつは、業界シェア率だと思います。
自分の会社の業務範囲内でのシェアはどの位あるのかです。
例えば、私どもは税務会計業界に身を置いていますが、業界の市場は約1兆円と言われています。 その中で監査法人全体のシェアが500億円から1000億円程度、残りは監査法人以外の事務所が業務を執り行っています。監査法人以外の会計事務所で最大規模の事務所が売上高50億円程度であり、業界の市場の1%もありません。
このような市場のシェア率の中では経済環境の影響を受けるのは(現在程度の不況を前提とすると)ほとんどなく、実はシェア確保のための努力の不足のために経済不況の影響を受けているように見えるということだと理解した方が妥当と思っています。確かにシェア率の高い企業は、経済不況の影響を受けやすい面があります。
しかし、私たちが所属する中小企業ではシェア率はそんなに高くないと思われるため、まだまだやれることはたくさんあると思います。というよりもたくさんやらなければならないのではないかと思います。
よく10年間このやり方でやってきたと言われる方がいます。この言葉をよく考えてみると、10年間進歩していないという事です。怖いものです。
私は会社経営は基本的には一年勝負だと思っています。昨年のやり方を今年はどう改革できるかが重要です。昨年と同じやり方ではシェアのアップは成り行きレベルにとどまるからです。もちろん一年勝負だからといって長期的視野を無視するものではありません。長期的な企業目標のために今年一年の改革が必要と思っています。 シェア率をアップするには同業の方々と同じやり方ではなかなかアップできません。つまり、会社としての成長が不可欠です。
今年ももうすぐ終わりですね。
今年の貴方の成長は何ですか?
2009年11月号 第99回
心を斜め十五度に傾けて
亡くなった河島英五の歌に出てくる節です。坂本竜馬の歌だったと記憶しています。
多分二十五年位前の歌だと思います。歌の全部も思い出せません。私の記憶にはこの節だけが残っています。
心を斜め十五度に傾けて竜馬のように生きていこうという歌だと思います。
心を斜め十五度に傾けるとは難しい事だと思います。
今大変な不況になっています。通常の不況では四〇%の会社が業績がよくて六〇%の会社が厳しいというレベルとすれば、今は二〇%位しか業績の良い会社がないという状況ではないかと思います。
私も仕事をはじめてから一番厳しい経済環境だと認識しています。
ただ、少し心を斜めにすると。
中小企業ではもちろん景気の波をもろに受けますが、例えば毎年二〇%程度の成長戦略があるとすれば、このような経済環境でも増収でいけると思います。毎年トントンベースを良しとして社内の改善などを怠っていれば不景気の波をもろに受けるでしょう。厳しい経済環境であるからこそ経営に厳しくやっている会社が生き残り、将来的には競争力を今より強化できるのではないでしょうか。
実は中小企業は景気の波をもろに受けますが、業界でのシェアがそう高いわけではないのが一般です。やりようはたくさんあります。
口で言うのは簡単ですが、実行は中々容易ではありません。しがらみをたつ事が必要なケースが多いと思います。
営業面に目を向けると今までの業務の周辺業務にチャレンジしてみる。他地域に挑戦してみる。今までの営業面をもう一度厳しく振り返るチャンスにもなります。
これらの内容は今までと同じでは駄目だという事になります。今までより少し感性をずらして物事を考える。
それが困難であれば、感性をずらせる場所に身をおいてみる。
私も、昨年の十一月から東京の研修会に二カ月に一回参加するように致しました。自分が井の中の蛙であることが良く分かりました。そこで学んだ事を今年はチャレンジしています。
稲盛さんも言われています。「必死の努力に神様は手を差し伸べる。」
素晴らしい言葉だと思います。
心を斜め十五度に傾けて必死の努力をする。
神様が手を差し伸べてくれると信じています。
皆様はどう思われますか?
2009年10月号 第98回
エスペランサ税理士法人
読者の皆様。今年も後三ヶ月となりましたがいかがお過ごしでしょうか。
全世界的不況の中、私たち中小企業は生き残りのために、もっと考えもっと働く事が必須と思います。同じ業界での会社の数は減少することがかなりの確率で予想されます。生き残りのためのM&Aも大企業でも行われています。経済不況に対応するために必死な状況であり、中小企業であればなおさら、生き残り策を実行しなければなりません。それも会社である以上組織的に動けるかが重要な課題です。
私たちの会計・税務業界も同様です。組織的に考え、動く事が生き残りの非常に重要な要素と思います。ところが私たちの業界は相変わらず個人名が入った会計事務所が多く存在しています。組織化するケースとして税理士法人を作る事ができますが、親子で税理士法人を作っている事も多くあり、会社として組織化されているケースはまれです。
そこで、私は藤本公認会計士事務所が組織として体力を強化して今後の厳しい経済状況の中を生き残れるように税理士法人を作りました。
次のような特色があります。
①税理士法人の社員・職員に血縁者は存在しておりません。
社員・従業員の力を最も発揮できる体制を考えました。
②審査体制の充実。
社外に提出する書類はすべて審査部の審査を受け万全を期します。
③研修体制の充実。
優れた社員の養成及び同業者の育成のために、毎週一回の研修を行っており業務水準の向上に努めております。また、二ヵ月に一回は東京研修に参加しており、随時海外研修も行っております。
④税務・会計業界を希望する方々へ
毎月、弊法人による業界説明会などを行い業界の発展のために努力します。
⑤書籍の充実。
福岡でも最も専門書籍の揃った事務所と自負しております。また人格形成に役立つ書籍も揃えております。スタッフが努力しやすい環境です。
⑥理不尽さの排除。
組織として最も実力を発揮できるように、不適切な指示、感情的な対応などはすべて排除されます。
新しい税理士法人の名称は「エスペランサ税理士法人」です。ポルトガル語で
「希望」という意味です。
今後ともエスペランサ税理士法人をよろしくお願い申し上げます。
エスペランサ税理士法人
理事長 藤本周二
2009年9月号 第97回
大志と素振り
幕末の坂本竜馬は薩長同盟を成立させるために、色々な活躍をしたのは周知の事ですが、まずは武器の調達から薩摩が長州を助けるようにして長州の薩摩憎しの感情を和らげて行ったのは有名な話です。前ソフトバンクの王監督も偉大なホームランバッターですが小さいころから毎日家の中華料理店の裏で素振りをしていたのは有名な話です。また、偉大なバッターとなっても王監督が泊まった旅館の部屋の畳がいつも擦り切れている状態だったとか。部屋でどれだけ素振りをしていたかが分かるエピソードです。
偉人と呼ばれる人は大きな志を抱きながらも毎日の小さな努力をこつこつとしている事が分かります。この小さな努力をこつこつするということが中々出来ない事だと私はよく思います。
私は仕事がら多くの経営者の方々にお会いします。皆さん大志を抱かれています。それは当然のことでもあると思います。それがなければ経営などは出来ないだろうと思うからです。では、小さな努力をこつこつとしているか?
ここに大きな差があると思います。小さな努力をするには今自分に必要な小さな努力が何かを理解しなければなりません。それを理解するのも実は実力が必要です。それは自分を知るという事だからです。よくあるのが自分が今やらなければならないことから目を背け逃げ回っていながら、自分のやることはもっと大きい事だと嘯くタイプです。ありがちなことです。これらの意見を聞く時、私は人間の虚栄心や傲慢さや自己保身やいろんな事を感じます。人間のいやな部分だと思うからです。
素振りもしないのにメジャーリーガーになるといった話を聞けばお笑いだと思います。しかし、人間は平気でこの手の話を理屈を付けてしているものだと思います。特に経営者はこの手の話をするのが上手な方もおられます。自己の現実を見つめる事は大変な事です。見つめすぎるとうつ病にもなるのかもしれません。現代はストレス社会でうつ病が蔓延しているとも言います。しかし、自分を見つめて小さな努力からはじめなければ物事は前には進まないものと思います。
自分を見つめようとするが何をして良いかよく分からないという方もおられます。私は思います。いま自分の仕事で一番いやだと思う仕事を頑張ってみる。頑張っている内に何かに気がつくのではないでしょうか。
過去の偉大な経営者の方々の書物を読んでみると共通項があります。人間がすべての事を行っており人間に対する理解や愛情が非常に重要であるという事です。この共通項は毎日の素振りから会得・実感されてきたものだと思います。
皆さんはどう思われますか?
2009年8月号 第96回
組織図中心主義は役に立たない
私は仕事柄多くの経営者にお会いします。今は経済不況の真っ只中で、麻生総理は百年に一度の不況と表明したりしている状況です。
百年に一度なのかはわかりませんが、企業にとって大変な時期であることは確かです。企業経営者も大変なご苦労をされておられます。戦略の見直しも迫られている企業も多いと思います。組織の見直しの相談などもよくあります。
今の企業経営者はかなりの方が戦後生まれであると思います。戦後の日本教育を受けていわば経営に関してもどちらかというと座学で勉強されている方も多いのではないかと思います。
私も経営学を学びましたがそこでは組織論の発展の姿が記載されています。樹形図的な組織論が多いと思います。社長の下に幹部がおり権限委譲が進んでいてその下に一般社員がいる組織図が一般的でもあります。
社長は幹部からの報告を待つ方式です。したがって一般社員、いわゆる現場の事は幹部から聞く現場ということになります。社長と現場は遠くなりますが、社長の負担を軽減するという意味では幹部の方の責任が思い組織体形であるといえるでしょう。
このような組織体系は企業がうまく進んでいる時には良いのかもしれません。しかし、今の経済環境ではいろいろな難点があります。第一に社長が現場の事が分からない。これはある意味中小企業では致命傷です。関連して幹部の実力に企業の実力が依存してしまう。第二に幹部の方は上と下に挟まれ力を発揮しにくい。これも中小企業では致命傷です。
第三に現場は自分の意見が社長には届かないということに慣れてか問題意識を持ちにくくなる。幹部の方に言われた事をやれば良い意識になっている。
このような状況は今経済不況だから作られたものではなく潜在的な問題点が今噴出していると考えるのが自然だと思います。
これらをよく考えてみると全員無責任体制になっています。実は日本の企業の本質は全員無責任体制にあると私は思っているのですが、組織図にも良く現れている気がしています。言い訳しやすい組織図など意味がありませんし、企業にとって致命傷となるだけです。
もちろん組織図はあくまで形式の問題であり運用は社長の実力ですから結局は社長の実力次第ということになるのでしょうが。
私が一番聞きたくない話は、○○に任せていたがダメだった的な話です。
私の尊敬する一倉先生は言われています。「電信柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも社長の責任である」
部下が何をしようとすべて社長の責任である。この意識前提がなければ組織図主義に陥り何をやっても今の経済情勢を乗り越える事は出来ないと思います。
この意識前提をベースに今の経済情勢を乗り切る組織体系を作らなければならないと思います。
中小企業では自ずと答えが出るのではないでしょうか。

